温泉と半身揚げ



小学生の時、

諸事情で、じいちゃんの家に

しばらく住んでいた。


学校がおわれば

家に帰り


じーちゃんと

近くの源泉掛け流しの

公衆浴場にいくのが


日課だった。


この温泉が

熱いこと熱いこと笑


家の近くが

繁華街だったこともあり


仕事前の人と

思われる人々で賑わっている

温泉だった。

全身彫物を背負った人ばかりで

子供心にすごいなぁと思った。


温泉帰りに

たまに、

鶏の半身揚げを

夕飯用に買ってくれたのを

覚えている。


じーちゃんの家には

夜も、けっこういろんな人が

訪問に来てた。


話の内容も聞こえたことがあるが


大人の世界って

闘いの連続だなと

思った。


僕は、トータルで考えると

父親よりも

じいちゃんと

会話した時間の方が

長いかもしれない。


父親はほとんど家に

いなかったから笑



じいちゃんと

何を話したか

あんまり覚えていないが


温泉の熱さと彫物背負った人々、

半身上げ


機関車トーマスのように

つねにタバコの煙を

吐き出しながら


しゃべるじいちゃんの

顔は覚えている。




あー、一旦地元に

帰りてぇ笑